2007年10月12日
心に光を!ダンサー・イン・ザ・ダーク
やり切れない思いや焦燥・・・
人の人生って、どうしてこれ程までに違うのでしょうね。
どうしようもないぐらい悲劇の人・・・
生まれながらにリッチな人・・・
何をしても上手くいく人・・・
長寿の人、短命の人、有名になる人、犯罪を犯す人・・・
いろいろな人がいるよね。
自分はどれだろうか?
最後に判断できるだろうね。
ビョーク演じる「目の不自由なシングル・マザー」は、どうしようもないぐらい悲劇の人・・・
普通、ミュージカルって、希望や夢を見せてくれるっていうイメージがあるんですが、
これは、ちょっと違いますね。
だって、タイトルからして、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でしょ。
異色なミュージカルだよね。
実は、私は、この手の悲劇映画は、避けてました。
悲しくなるのが、嫌で嫌で。怖かったのかもしれません。
しかし、悲しみは、思いやりや深い愛情を育てるようです。
だから、人の過ちを許し、人のために動く・・・。
主演・音楽はビョーク。
共演は、カトリーヌ・ドヌーヴ。
2000年カンヌ国際映画祭パルムドール、主演女優賞受賞。
1960年代のアメリカ片田舎。
チェコからやってきたセルマ。
遺伝性の病気のため視力を失いつつあり、
息子も手術を受けないと同じ運命をたどるのです。
女手一つで息子を育てながら工場で働き、
手術費用をこつこつ貯めていた彼女の生きがいはミュージカル。
劇団で稽古をするのが、唯一の楽しみであり、生きがい。
だけど、セルマの視力は日増しに弱くなり、仕事もミスが重なり工場をクビに。
しかも息子の目の手術代として貯めていた金を、
親切にしてくれていたのビルに盗まれてしまう。
金を返してもらうために懇願して、もみ合うなか、事故で拳銃が発射され、
ビルが死んでしまい、セルマは殺人犯として逮捕されてしまう。
そして、裁判にかけられるが、
息子の目の病気の手術のためにお金を貯めていたことを、
息子に知られないために、法廷で真実を語ろうしなかったのです。
やがて、セルマは、死刑となり、絞首台で死んでいった。
その後、息子は目の手術が成功し、母の真実を知ることになる・・・。
ビョークの発する感性や雰囲気。これは、只者ではないぞ!
ビョークは躁うつの気があるのかな〜
太陽のような光と暗黒の闇を感じるんですよね。
悲しすぎてやるせない映画だけど、
悲しすぎるミュージカルだけど、これは見なきゃいけないね。
愛するものに対する頑なな愛情というものを教えてもらったような気がします。
では、また、バイバイ!
投稿者: 日時: 2007年10月12日 23:15 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ