2007年10月19日
ついに3D映画が主流になるのか?
米国時間の11月16日公開のパラマウント新作3D映画「Beowulf」。
監督はロバート・ゼメキスで、今日の3D映画ブームのパイオニア的存在であるREAL Dの技術を導入した全米1000スクリーンで公開される予定です。
この映画の大きな話題は、Dolby Laboratoriesの「Dolby 3D」との3D対決が始まろうとしていることのようです。
現段階では、配給範囲の広いREAL Dがリードしているが、Dolbyは現在、Dolby 3D技術のインストールベース拡大に取り組んでいる状況。
ただ、パートナー各社による3Dグラスの製造が追いついていないことが、ネックになっています。
誰もが、感じていたことですが、ついに3D映画技術が普及し、3D映画が標準となる日が、すぐそこまで来ているようです。
無声白黒映画から音声やカラーが標準になったことと同様に、3Dへ移行されるのでしょうか。
ビジネスとしては、大きな収入源になるのでしょうが、本当に映画は、より面白くなるのかな。
面白くなれば、それで良いのかな。
心配なのは、リアルで立体感のある、非現実的な映像が、私たち人間にとって、また子供たちにとって悪影響を及ぼさないだろうか、と考えてしまいます。現在でも、ゲームソフトの世界で、子供たちへの影響が問題になっているように・・・。
単純に面白ければいいとか、過激なものが受けるとか、ちょっとまずいのではないでしょうかね。
「Fusion 3D」カメラをJames Cameron監督と共同開発したPaceのVince Pace氏は次のように語る。「10年後には、エンターテインメントで完全な臨場感を得られるようになるだろう。物理的な世界での体験と、映像による仮想体験との間の区別はもはやつかなくなる」。このFusion 3Dカメラは、2009年に公開されるCameron監督の映画「Avatar」で使用されている。
JPMorganのアナリストBarton Crockett氏は9月のレポートで次のように分析している。「3D技術は、斬新な視覚体験を提供することによって観客数の増加と入場料の引き上げを可能にする。その意味で、映画館にとって有意義な成長を促す潜在性を秘めている」
CNET JAPAN参照
注目の3D対決--映画館を支配するのはREAL D?それともドルビー
投稿者: 日時: 2007年10月19日 06:25 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ